千葉県立市原緑高等学校文化祭作品

★タイタニック★

 千葉県の市原市にある市原緑高校でも爪楊枝点描画が完成しました。こちらも公開日の前日遅くにできあがりました。
 文化祭当日は、体育館でのオープニング直後の全校生徒のかなり注目を集まる時間に、ステージ上で公開されました。「タイタニック」のテーマ曲が流れるなか、舞台の幕が上がって点描画が姿を現すと、会場のあちこちから「スゲェ」などという声と拍手がわき起こり、思い入れのあまり感動して泣き出したクラスの生徒もいました。


 文化祭のエンディングの表彰では、見事最優秀賞を獲得。クラス全員大喜びだったそうです。終了後には生徒たちによって担任の先生が胴上げされたとのこと。メールをいただいて、その時の「うれしさ」が伝わってきました。
 流行を取り入れたこの企画は、同じ日に文化祭を開催した私たち守口北高校の1年6組の作品との2部作となっています。


制作風景から
 今回は最後まで題材を秘密にされていて、各班ごとの作業で顔の部分に取り組んでいるときには、いつバレてもおかしくない状況にもかかわらず、生徒は作業が終了してからやっと気付いたようでした。できあがった作品を見て「タイタニック」のワンシーンだと知って、かなり多くの生徒たちが喜んでいました。どんな作品ができあがるのかを知らなかったことで、生徒たちにとっては作業を進める楽しみもあったようです。
 作品完成後にとった生徒へのアンケートでは、ほとんどの生徒が「やってよかった」とか「まさかあんなにうまくできるとは」と答えています。ご協力いただいた他校の先生にもお礼を伝えてください、とも書いてありました。
 こうした作業を通して、本当にクラスが団結し、「まとまった」という実感を持つことができました。


作品データ

1998年10月4日発表
千葉県立市原緑高等学校3年E組
爪楊枝点描画
268×170(ピクセル)×8(色)