徳島県鳴門市立鳴門工業高等学校文化祭「鳴工祭」作品

★エコキャップアート モナリザ★

 情報理数コース3年生のクラス(35HR)27名がペットボトルのキャップを集めて,モナリザを描いた大きな壁画を制作し,第37回鳴工祭で展示しました。
 ペットボトルのキャップは,一般のゴミに混ぜると,焼却処分ではCO2の発生源となり,埋め立て処分では土壌を汚染することになってしまいます。キャップを分別回収して再資源化することにより地球環境問題を考えるとともに,キャップの売却益で世界の子どもたちにワクチンを届け,国境を越えた未来への素晴らしい贈り物をしたいと考え,制作しました。
 本校の生徒や先生方に呼びかけ,また保護者のご協力もあり,キャップは2ヶ月間で約8500個集まりました。制作に使われたのは6105個で,制作期間は約2週間です。
 直径3pのキャップを貼り付けたボードは,近くで見ても全体像は想像できませんでしたが,各パーツをつなぎあわせて一枚の絵として吊り上げ,壁一面に大きなモナリザの微笑みが浮かびあがった時は,生徒はもちろんのこと,私たち教員にとっても感激の瞬間でした。
 当日は,あいにくの雨でしたが,ビニールのカバーをして展示することにしました。雨の中でも,生徒達が力をあわせた作品は,立派に掲げられ,一人ひとりが力を出しあい,大きな目標に到達することの素晴らしさを体感できた文化祭となりました。



作品データ

2008年11月16日発表
徳島県鳴門市立鳴門工業高等学校3年5組
ボトルキャップ壁画
120×210(ピクセル)×10(色)
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