富山県立富山東高等学校文化祭「東窓祭」作品

★自然科学コース2年in筑波★

 富山県からのモザイクは集合写真「僕たちの肖像」。同校の自然科学コースの2年生による作品です。



生徒の感想
◆モザイクアートは最初のうちはちまちました仕事が多い。やってみたらわかるが、最初はだれしも「これで文化祭まで間に合うのか」と焦燥の色を顔に浮かべることになった。このような内職のごとき(もしくは伝統工芸のごとき)作業は人の気分を滅入らせる。しかし、飾り付けの段階になると、筋肉隆々の男がふんどし一丁でヨットを運転するかのようなダイナミックな感覚が味わえる。(しかし、それが楽しいことか、面倒なことかはここではあえて言わない。)何はともあれ、完成したときの達成感は感嘆の声を漏らすほどだ。やってみて損はない・・・はずだ。(しかし、自分の顔が他人よりも強度のモザイクが施してあったのには、腹立たしさを通り越し、悲しい気分になった。)

◆1人でやるよりも、他の人と協力するとことにより速くでき、楽しく、協力する事の楽しさや大切さを実感でき、またモザイクアートの完成の喜びも2倍3倍になったと思う。

◆2,5mm×2,5mmの画用紙を貼っていく段階ではわりと、というか、かなり雑に貼りまくっていた。このことは後でかなり反省しなければならなかった。雑に貼るとその結果がそのまま残ってしまうからだ。

◆最終工程の「絵」と土台となる角材を組み合わせる段階ではかなり簡単に(自分の目からでは)ただ合わせていたのでどうかなとは思っていたが、そのことを口に出さなかった。なぜなら先生が絶対に大丈夫というような言葉加減で話されていたものですから・・・。まんまと先生の口車に騙されちまいました。あの時「もうちょっと強化しようよ」と言えば良かった。物理の先生でもミスはあるのだなと思った。

◆単なる10色の画用紙だけで作るので手で書いた絵のようになるのかと思っていたが、できあがってみてみるとまるで写真のように見えたのでとても驚いた。

◆Anywayすごい。この経験はとてもすばらしいものだ。

◆人一倍紙を切りました。単純な作業の中で次第に楽しさを感じられるようになりました。大変な作業だったけど完成したときの喜びは大きかったです。

◆色を画用紙に貼っているときはどんな絵になるのかまったくわからず、本当にうまくできるのかとても不安だった。全部の画用紙を貼り合わせて1枚にしたときの感動はすごいものだった。当日は風が強く思わぬハプニングがあったが、なんとかなったので良かったと思う。

◆紙というのはすごく重いものだと感じた。紙を貼る作業がとてもつらくどんなにやっても終わらなかった。「地味」な感がしたけど他のクラスの人も「すごい」といってくれてうれしかった。

◆最初は本当にクラスの絵ができるかは半信半疑だった。作っている最中も自分の担当の部分しか見ていなかったので、本当に完成するのか心配だったが、出来上がったものを見たらこれまでの不安や疲れをすべて吹き飛ばすくらい良い出来だった。作って良かった。

◆最初、本当に絵になるのか心配だったけど、でもすごいできが良かった。地味な仕事だけどやりがいがあり、作っていると楽しかった。これをきっかけにしてクラスの団結力が高まった気がするよ。

◆初めはどうなるかと思ったが、何とかなって良かった。吊るすときの紐などが弱くて付け直したり破れたりしたりで大変だったけど、みんなで協力して楽しくできた。今はクラスのみんなで製作でき良かった。

◆みんなに「できねえよ」と結構言われましたが短い時間でちゃんと全員〆切までに全部揃えてもらって本当にすごい団結力、集中力だと思いました。それと当日までがんばって裏で作業していた組長さんに感謝、感激です。

◆あんなに小さい紙で大きなものを作ることはすごいことだと思いました。始め取りかかるのが遅いし、このままでは大丈夫なのかと心配していたけれど、動き出したら「あっ」という間に仕上がってしまった。できあがったときはうれしかったです。遠くから見ると写真のように見えた。

◆私が貼っていた部分は肌色と黒色が多くて、これは誰かの顔だろうと思って作っていた。でもクラス全員分を貼り合わせてみると、予想に反してそれは文字だった。部分的に見るとよく分からないけど、全体が集まった物を遠くから見てみるとすごくきれいに見えた。地味な作業だったけどっ、みんなの力が集まって素晴らしいものになった。

◆僕は最初まさか「モザイク」が1つの絵に仕上がるとは思わなかった。なぜなら個人で分担して行なっていた作業では、それが絵とは思えぬほど何か分からなかったのである。しかし、各々の作ったモザイクを組み立てたとき、1つの絵としてできあがった瞬間、その喜びは何にもかえがたいものだった。

◆画用紙1枚1枚貼っていくうちに、少しずつずれてきて苦労した。

◆予想以上にお金がかかったし、時間もかかった。しかもすぐ壊れる。とても苦労したけど、完成品を遠くから眺めてみると、そんなことも忘れるくらい感動した。やって良かった。

◆近くで見るとぼやけてみえにくかったけど、遠くから見てみると本当の写真のようにきれいに見えた。

◆切って貼った紙が10色でこれが本当に写真に見えるのかと思っていたけど、実際できあがったものを見てみてびっくりした。

◆初めは6万もの紙を貼り付けるのは無理だと思っていた。40人で割りあてても1人あたり1500枚にもなりその数字に驚いていた。ただ色画用紙を切っただけでは絵なんてできそうもないように思えた。少し大きめの画用紙に貼り付けたがやっぱり変わらなかった。結局始めて絵として認識できたのはすべて取り付け終わって遠くから眺めた時だった。完成した作品を見て、自分もそれに携わったことがとてもうれしかった。全員で1つのことをすることは良いことだと思った。

◆製作段階で多くの予算が必要とされた。新たにモザイクアートに挑戦する人達に出来るだけ安くできるようにアドバイスをしてほしいと思います。できあがった瞬間、感動しました。

◆最初は、絵になるはずが無いと思ってたけれど、完成してみると普通の写真のようでした。できあがったときの感動は言葉では言い表わせませんでした。みんなの1枚1枚のピースが成功の元になったんだと思いました。



作品データ

1999年10月2・3日発表
富山県立富山東高等学校
モザイク壁画
300×200(ピクセル)×8(色)