山梨県都留市立都留第二中学校学園祭「石花海祭」作品

★生きる★

 「いま、いきているということ」連作モザイク3作品。
 第45回石花海祭のテーマは「494人のパズル〜みんなで作ろう絆の絵〜」です。9月8日9日に向け、このテーマを胸に夏休み前から全校制作に取り組み始めました。
 今年も昨年と同じサイズ縦3.5m横5mを3作品作りました。昨年と違う点は「全校制作」であるという点です。1人分を縦35cm横25cmとし、875枚のチップ(1cm四方の色画用紙)を貼ることで完成させる計画としました。

手順は次の通りです。
@デザインを考える。
(今回はメッセージを入れたかったので、メッセージに合った写真を撮るため、モデルを頼み撮影をしました。ちなみに、1つめは本校職員の奥さんと娘、2つめは学区の小学生2人、3つめは実行委員の生徒3人です。)
Aだいたいの色味を見てチップを切る。今年は個人に持ち帰らせるので小袋に入れる。
B写真を合成し、1人分ずつの設計図を作る。(1学年200枚×3学年分)
C作る場所と担当に合わせて、設計図とチップのセットを作り三者懇談で持ち帰れるように机の上に配布する。
D全校生徒が夏休みに作業する。
E2学期始業式に提出されたものを、実行委員が縦に貼り合わせ、1作品5本の帯状にしておく。
F石花海祭直前の日曜日、体育館にて貼り合わせて吊り上げ、当日まで新聞紙でカバーをして隠す。
G石花海祭閉祭式の中で披露。
「いま、生きているということ」
「今が過ぎていくということ」
「でも、一人じゃないっていうこと」
全校生徒が1cm四方のチップを一枚一枚貼って完成させたモザイクは、まさに「生きていること」を、「過ぎていく大切な時間を仲間と一緒に生きていること」を、感じさせてくれる作品となりました。
 作る場所によっては875枚全部黒チップなどという生徒もいました。また、ピシッときれいに貼ってくる生徒もいれば、ガタガタと曲がって貼ってくる生徒もいましたが、体育館に飾られている作品が自分の作ったものであるので、閉祭式ではうれしそうに眺めている姿がありました。
 3作品に使用したチップの数は52万5000枚でした。



作品データ

2012年9月8・9日発表
山梨県都留市立都留第二中学校
ピクセル点貼画
500×350(ピクセル)×8(色) 「いま、生きているということ」
500×350(ピクセル)×8(色) 「今が過ぎていくということ」
500×350(ピクセル)×8(色) 「でも、一人じゃないっていうこと」